ソーダとナトリウム
ナトリウム
Na 原子番号11
独:Natrium
英:Sodium
化合物で表現する場合に sodaとなる。
ナトリウム化合物の代表例としても、
Na2CO3:炭酸ナトリウム、ソーダ灰、soda ash
NaHCO3:炭酸水素ナトリウム、重曹、baking soda
NaOH:水酸化ナトリウム、苛性ソーダ、caustic soda
ちなみに、NaClは、「table salt」
勉強の面ではナトリウムという表現を用い、
工業的な面ではソーダという表現を使うことが多いと思われます。
高校・大学などでは、
ソーダ灰というよりも、炭酸ナトリウムというでしょうし、
重曹も炭酸水素ナトリウムと表現しています。
商品名としてはソーダのほうが多いような印象あります。
ソーダ工業は、塩を原料に、幅広い産業分野の原料・副原料、反応剤などに使われる化学薬品を製造する工業で、基礎素材産業の一つです。わが国におけるソーダ工業は、塩水を電気分解して、か性ソーダ、塩素、水素を製造する「電解ソーダ工業」と、同じく塩を原料に、炭酸ガスやアンモニアガスを反応させてソーダ灰を製造する「ソーダ灰工業」とから成り立っています。
業界でもソーダと言っていますし、ナトリウム工業会と言わないのは、昔からの伝統でもあるようにも思います。
重曹で、炭酸水(soda)が作れますけど、炭酸水が由来ではなく、あくまでNaが表現されています。